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ほとんどの犬や猫は、好奇心旺盛で活発です。それはペットの魅力でもありますが、
そのためにけがなどの事故に巻き込まれることもあります。

散歩のとき、または外出しているときに、交通事故に遭ったり、ペット同士、動物同士
のけんかを始めてしまうこともあるかもしれません。

室内にいても、ガス、電気、薬品など事故の要因となるものはたくさんあるでしょう。
突然のトラブルは、まるで予期していなかったことで起きる可能性もあるのです。

ペットたちの事故に対するもっとも重要な対策は、事故を予防し、適切な処置をする
ことです。飼い主やその家族が、ペットに対する適切な知識を持ち、最適な環境を
整え、日々愛情を持って注意深く観察を続ければ、多くの事故を未然に防ぐことが
できるでしょう。


しかし、どんなに注意していても、事故が起きてしまうこともあります。
そのときは、早急に動物病院へ連れて行き必要な処置をするのが一番です。

しかし、夜間など、近くに受け付けてくれる病院が見当たらなかったり、一刻を争う
危険な場合もあります。

その場合、飼い主が速やかに正しい処置を行うことで、ペットの命を救わなければ
いけません。

それが応急処置です。

ただし、応急処置はあくまでも動物病院で診てもらうまでの一時的な手当てです。
病院に行くまでの間、ペットの苦痛を和らげ、症状の進行を防ぐことが目的です。

応急処置が済んで、安静したかに思えても、必ず獣医さんに診てもらうようにして
ください。自分だけの判断で済ませてしまうことは大変危険です。

また、原因が分からなかったり、難しい状態の場合、応急処置といっても無理な
手当ては避けたほうがいいでしょう。
このようなときは、過度な応急処置はせず、獣医さんにまかせるのが一番安全です。


事故に遭ったら、まずは応急処置をする人が冷静でなくてはいけません。
落ち着いて、的確に、速やかに行動してください。

ペットがけがをして痛みを伴っているようなときなど、普段はおとなしいペットでも、
普通の状態ではないことを知っておきましょう。

多くの場合、ペットはおびえ、暴れて手のつけられない状態になります。手を出すと、
噛み付こうとすることもあります。

このようなときは、口輪をして噛み付かないように処置をしておきましょう。

猫であれば、洗濯ネットなどに入れる方法もあります。その上で、毛布やバスタオル
などで全身をくるむと、ひっかかれることもなく、より安全です。

そのときでも、できるだけペットを動かさないようにしなければいけません。

特に、交通事故に遭って骨折している場合など、動かしてしまうと、けがを悪化させる
ことにもなりかねません。


以下に、代表的な応急処置の方法を紹介します。

どの応急処置に対してもいえることですが、動物が暴れる場合は、まず落ち着かせ
なければいけません。

また、傷口を拭くときは、必ず滅菌ガーゼや衛生ナプキンなどの清潔な布を使用して
ください。脱脂綿などは、傷口に繊維が付着してしまうので望ましくありません。

また、消毒液を使う場合は、必ず正確に希釈してください。


●軽いけが

出血もなく、軽いけが程度であれば、家庭内の応急処置ですむでしょう。
ただし、ほかにも何か、けがや異常はないかを調べ、事後も、様子をしばらく見守って
あげましょう。

【手順】
@動物を落ち着かせます。
Aけがの周囲の毛をはさみで刈り、傷口の状態を調べます。
B出血もほとんどなく、軽い傷だけであれば、2.5〜10%に希釈したポピドンヨードなど
で洗浄します。
Cほかの箇所に傷やそのほかの異常がないか、十分にチェックします。
Dしばらく様子をみます。
Eもし何か異常が感じられるようなら、獣医さんの診察を受けます。


●大きい傷・深い傷

出血を伴うような大きい傷であれば、止血をし、獣医さんの診察を受けます。
動物同士のけんかによって傷を負った場合も注意してください。
牙や爪によって、見た目よりも深い傷の場合があります。

【手順】
@動物を落ち着かせます。
Aけがの周囲の毛をハサミで刈り、傷口の状態を調べます。
B動物が暴れる場合は保定をします。できれば2人以上で行ってください。
必要に応じて、口輪、ネット、エリザベスカラーを使います。
C原液、または2〜3倍に希釈したオキシドールで、傷口やその周囲を洗浄します。
D傷口の汚れや異物を取り除きます。汚れや異物をすり込まず、こすらないように
します。
E止血をします。
F早急に獣医さんの診察を受けます。

もし、出血が止まらない場合は、傷よりも心臓に近い位置の関節のところを、
ヒモのようなものか包帯でしばって止血をしてください。






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